NHKの朝のニュースにて、子どもが留守番時に大地震が起きたらどうすればよいか、というテーマで、当機構のプログラムの一部が紹介されました。大地震が起きたその時、直下型の大地震でなければ、少しの猶予があります。私たちはそれを大体8秒と、8秒を目安に、その間にウサギのようにあたりを見回し、ネズミのようにシュルッと安全な場所に逃げて、カメのように首の後ろを守る、ということを体験型で教えています。他にも電話がつながらないときの方法、避難する場所は2カ所以上は決めておくなど、教室では地震が起きたその時、その後についてお伝えしています。ぜひ、教室にもご参加ください。また遠方でちょっと難しい、、という方、ぜひこちらをご覧ください。『おおじしん さがして、はしって、まもるんだ!』https://www.iwasakishoten.co.jp/book/b622134.html
「学童クラブや児童館の安全」カテゴリーアーカイブ
就学前・低学年から始めるインターネットの安全教育 無料で出前授業に参ります。
東京都福祉保健財団の助成事業で進めている「SNSと子どもの調査」で大変有意義な調査結果が出ました。
昨年度の事業で0~12歳までの子どもの保護者が「SNSに抱いている知識や問題意識等」についてのネット調査を実施(2020年2月実施)しました。調査対象者は2020年2月に東京都内居住の877名(父親等487名)、母親等390名)です。
集計してみると、これでは「子どものSNS使用指導に問題が生じる!」と驚かせる明確な結果が出ました。
例えば子どもにICTを「ルール全然なし」に使わせている保護者が56.2パーセントと半数以上にも及ぶことが判明しました。
それでいてSNS等に投稿された「子どもの写真」が、どのように拡散するかを「よく知らない」者が55.8パーセントと半数以上も占めるのです。特に男性の保護者に多くなる傾向にあります。無防備です。
こうした結果を踏まえ本年度は、保護者向け「SNSと子ども」のシナリオを作成したいと計画しています。
留守番中の子どもの安全に要注意!
休校中の子ども達がお留守番をしている時に、ドロボウと鉢合わせし、怖い思いをした事件が起きています。
幸い今のところ、子ども自身が暴力を受けたりした被害はありませんが、家のガラスを割られたり「前を見ていろ!」といわれてその間に金品を盗られたりという、非常に恐ろしい思いをした子ども達がいます。
こんな時に、なぜそんなことを!と怒りがわいてきます。
ぜひ,お留守番の際に気をつけること、または家族全員が不在の時にも気をつけるべき家のセキュリティ対策をここで確認しておきましょう。
1.裏手横手の鍵をしっかり!
犯罪者は、正面から侵入する場合もありますが、大抵家の横手、裏手から侵入します。ちょっとした小窓や、ベランダ、二階の窓などの鍵が閉めてあるか、必ず大人がルスをするときには確認しましょう。季節も良くなり、窓も開けたいと思いますが、外から侵入されやすい窓は、意識的に閉めておきましょう。
2.3つの鍵
できれば、窓の鍵は、真ん中、上、下の3箇所施錠しておきましょう。とにかく侵入に時間をかけさせること。5分以上時間のかかる家は諦める傾向にあります。
3.家に大人がいるふりをする1
ラジオや、テレビ、音楽などをかけて、家に家人が在住していることを示すこと。
そして、カーテンなどを開け放して中に子どもだけでいることを見せない工夫もしておくと良いです。「お母さん今日いないんだ」など大きな声で外でお話ししないように、約束しておくのも良いでしょう。
4.家に大人がいるふりをする2
子どもだけで留守番をしていても、外にでることもあるでしょう。子ども達が帰ってきたら、「ただいま!おとうさん!」等言いながら入ると良いです。もしもついてきている者がいたりしたとき,家の様子を周りでうかがっている者がいたときも「あ、ここは父親がいるのか、、」と思わせることができます。
5.電話や宅急便などのルールを決めておく
決められた電話番号にしか出ない、宅急便はでるかでないか、外に置いてもらうように手配するなど、ルールを必ず決めておきましょう。。
6.近所の人と協力をする
普段から仲良くしているご近所がいたら、時々様子を見てもらうようにすると安心です。また、ドロボウはほとんどの場合下見をします。見慣れない人が家の周りをうろうろしていた、車がじっと止まっていたなどあったら、近所の人に教えてもらうようにしましょう。もちろん、そんなときはすぐに110番。警察にパトロールしてもらいましょう。
留守番中の子どもの安全の番組もあります。
こんなときだからこそ、犯罪からの安全対策、しっかりしていきたいですね。
子ども安全リアルストーリー 留守番編
https://www.nhk.or.jp/tokkatsu/anzen/?das_id=D0005170499_00000
日経デュアル「休校中のトラブル 子どもをよく見て予兆を知ろう」
「休校中のトラブル 子どもをよく見て予兆を知ろう」が掲載されました。
今川児童館(杉並区)等5児童館共催で安全教室をおこないました(2月10日)
2月20日、今川児童館を中心に5つの杉並区内の児童館の共催で、犯罪からの安全教室を実施しました。
来年度から1年生になる子どもたちだけでなく、年長さんから5年生、そして保護者の方まで1時間半という長い時間を、最後まで皆さん熱心に参加してくださいました。
児童館の先生方もとても熱心に、早くから準備に取り掛かってくださいました。「たくさんの子どもたちに思い切り体を動かして学んでほしい」という強い思いから、わざわざ広い会場をご用意してくだったり、別日の講座に足を運んでくださったりしました。頭が下がります。
杉並に伺うたびに、子どもの安全をどうやったら守れるか、真剣に考えている方との出会いが増え、とてもうれしく思います。
子どもたちにもぜひ、10年後、20年後の杉並の安全をどうやったら作れるか、考えられるような大人になってほしいと願っています。
ご参加くださった皆さま、そして児童館の先生方、本当にありがとうございました!
【参加した保護者の感想】
・わかっているようでも、実際に体験すると難しいことがわかりました。練習しておいてよかったです。
・普段頭ではわかっている「安全のためにどうすればよいか」だが、実際に声を出す、体でやってみることで、改めて体で覚えさせることができたように思いました。「はちみつじまん」をしっかり覚えたいと思います。
・分かりやすく教えていただきありがとうございました。あんまり警戒して、挨拶をできない子にはなってほしくないので、「はちみつじまん」のように、具体的な”怪しむポイント”を聞け、本人に注意がしやすくなりました。
・実際、犯罪者側の動きや視線になってみて、子どもとやってみることで想像とちがった部分があり大変勉強になりました。子どもたちがどんどん上手ににげれるようになっていて、大切なことを学ばせていただきました。
・地域のために、子どもたちのために自分もよく周囲を見て声をかけていきたいと思った。
・日々あやしい人出没のメールが来ていても、具体的にどう対策したらよいかわからず運頼みでした。今日教えていただいたことを、日常一緒に歩く中で確認していきたいと思います。
勝どき児童館学童クラブで犯罪からの体験型安全教室を行いました。
12月6日、中央区立勝どき児童館にて、体験型安全教室を行いました!
こちらの児童館では、今年で二年目の開催で、50人以上の子どもたちが参加してくださいました。
何と一人ずつ走り、1人ずつじたばたし、体いっぱい動かしながら命を守ることの大切さを感じてくれたかと思います。
今回も、中央区社会福祉協議会、それから尊敬するディズカバリーの鈴木さん、高橋さん、藤森さんがお手伝いしてくださいました。
心より、感謝申し上げます。ありがとうございました。
体験型防災教室の成果報告
今日はうれしいニュースが入ってきました。今年の4月に幼稚園の先生方に、体験型防災教室の講座を行ったのですが、その幼稚園の先生から、先日の地震の際の子どもの達の行動についてご連絡が来ました。講座以来、常日頃「カメ、ウサギ、コアラ」のポーズの指導をしていたところ、地震の際に、指示がなくでも自分のいる場所でそのポーズをしたらよいか子どもたち自身が考え、しっかり頭や足を守っていたそうです。先生たちのご指導に感謝するとおもに、がんばってくれた子ども達、ありがとう。12月には、子どもたちに直接教えに行きます。楽しみです。