奥能登に参り、皆さんの心も届けます

明々後日から、金沢、奥能登に参ります。

清永が珠洲市の大谷小・中学校の卒業式に出席するのに合わせ、安蒜さん、木下さんが一緒に駆けつけ、子どもたちや地域の方々に「できること」や「その時してもらいたいこと」に応えてこようと準備をしています。林さんは、忙しい東京に残って後方応援です。

 運動能力に長けた安蒜さんは子どもの体を生かした学習活動支援、着付けやヘアメイクの資格を持っている木下さんは、保護者の方や地域の方の装いに何かできないかと計画しています。

 珠洲市の和田さんたち、小中学校の校長先生、珠洲市教育委員会が受け入れを許してくださいました。

 このことをかってステップ総合研究所に居た八手紘子さん(現こども家庭庁)に話したところ、様々な方に声をかけてくださり、応援・ご支援をいただくことになりました。

 *企業支援団体のALIVEでお世話になったお一方I.N様からは、珠洲市の地域の方へと10万円を預かりました。確かにお渡しします。

 *ご近所の匿名希望の方(O様)から「珠洲市で何にでも使って」と10万円をいただきました。感謝。

 *日本女子大学教育学科の会の皆様、S様、O様、家庭画報の編集I様には、素敵な化粧品で地域の女性たち(特に卒業式にご出席のお母さん、地域の方々、そして先生た

ち)のお顔を「より晴れやかに」してくださいとお預かりしました。確かに一層晴れやかにしてまいります(木下)。

*八手さんの繋がりで、コスメバンク様から、温パックや基礎化粧品などもたくさんご寄贈をいただきました。

非常食が続き肌荒れなどに悩む方々にお届けしたいと思います。

 こうしたご援助・ご支援をお預かりすると、私たちが申している「今、その場で私ができること」をする草の根の「瞬間ボランテイア」(弊所冊子作成)精神が、日本の隅々に行きわたり活動していることを改めて強く感じます。

 皆さん、ありがとうございます。深く深く感謝申し上げます。お心を確かに届けてまいります。

留守番ルールについて日経デュアルに掲載されました。

留守番中の子どもの安全ルール作りについて、日経デュアルでもまとめています。よろしければご覧下さい。留守番シミュレーションチャートも掲載されていますので、親子で是非ご活用ください。

https://dual.nikkei.com/atcl/column/19/022800063/031500015/

中国(北京)の幼稚園教諭対象「体験型安全教育による子どもの安全指導」 に関する指導士養成講座開催のお知らせ

下記講座を東京で開催します。

主催:一般社団法人安心安全教育協会
時期:2019年6月17日及び18日(2日間)
場所:1日目は東京都中央区内、2日目は板橋区内私立幼稚園
※詳細はお申込みの方に別途お知らせいたします

北京市の幼稚園の先生15名(増える可能性あり)が来日し、1日目に不審者の見分け方と子どもの目の動きを学び、
2日目に日本の幼稚園を実態査察します。

1日目の講座について、受講状況を見学したい方は、下記の連絡先に電話でお申し込みください。
17日のみ5名様に限り参加可能です。
当日参加費用:50,000円(交通費別。資料代含む)

問い合わせ先:NPO法人体験型安全教育支援機構 電話03-3946-5203
(文責 堤紘子、岡野育子、清永奈穂 2019・04・22)

大地震時における幼稚園児のための指導書「なまずのグラちゃんにはまけない ぞ」完成

就学前のお子様向け「初めてのいってきま~す!」シリーズの大地震版です。
幼稚園の年長組さんは、もうすぐ小学校に通うことになります。その初めての
日、玄関先で安心して「行ってらっしゃい」「行ってきます」と言いかわす音
ができるよう、地震に対応する基礎的体力を付ける目的で副題「はじめてのい
ってきます」を付けました。
タイトルの由来は、昔から大地震は大鯰が引き起こすもの、という言い伝えか
らです。表紙には、ユニークな姿をしたグラちゃんの勇姿が踊っています。
本指導書の作製は、年少・年中向け教材は、公益財団法人森村豊明会様、年長向け教材は東京都福祉保健財団の助成費をいただきました。
とても助かりました。深く感謝申し上げます。
また指導書の作製のみならずこの指導書を使った指導者(幼稚園の先生)の
育成講習会も開催し、好評を得ました。来年以降も続ける予定です。
(文責 砂川優子・堤紘子・清永奈穂       2018・11・06)

千葉県警が当機構のプログラムで体験型安全教育をおこなっています

千葉県警が、当機構のプログラムを用いて県内の各学校で体験型の安全教育を行っています。昨年度、県警の方に体験型安全教育についての研修をさせていただいたご縁もあり、どんどん「ステップ式体験型安全教育」が広がっています。

東京新聞で、その様子が紹介されました。

東京新聞7月16日「防犯を学ぶ 朝日ヶ丘小、夏休み控え「教室」」

記事はこちらから→http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201807/CK2018071602000122.html

幼稚園・保育園・こども園等指導者向け講習会を開催します!!

園での犯罪/地震からの安全と体験型安全教育指導法 園指導者向け講習会

東京都福祉保健財団・森村豊明会財団 助成事業「就学前の子どもを対象とする安全安心体験教育支援事業~「はじめてのいってきま~す」へ向けた安全安心園児指導~」の一環として、就学児の指導者を対象に「体験型安全教育」の指導に関する講習会を開催します。奮ってご参加ください。

卒園後、ひとりで通学することになる園児たちに、園指導者が大地震や犯罪などの危機に遭遇した「そのときどうする」を教えるための基礎的な知識と、危機を乗り越える「安全基礎体力」を発達段階に合わせて育むための実践的方法を、各分野のエキスパートがレクチャーします。ワークショップを通じて他の園の先生方と現場の状況を共有しながら、実践的な指導法について学んでみませんか。

第1回「犯罪編」は8月 20 日(月)、第2回「地震編」は8月 24 日(金)に開催します。
両講座のお申込みはもちろん、どちらかの日程のご参加も大歓迎です。

お申し込みはこちらから(googleフォームにリンクします)

・対象:幼稚園教諭、保育士、園管理職等

・主催:特定非営利活動法人体験型安全教育支援機構

・協力:東京都教育庁地域教育支援部生涯学習課、東京都公立幼稚園・こども園長会

・お問い合わせ:特定非営利活動法人 体験型安全教育支援機構
電話:03-3946-5203
E-mail:info@safety-education.org

犯罪編

日時:2018 年8月 20 日(月)10 時~16 時
場所:文京区立アカデミー音羽
(東京メトロ有楽町線「護国寺」駅「出口1」から徒歩2分)
費用:5000 円(テキスト代込み)

「卒園後、犯罪に巻き込まれず安全に通学できるようにするために、どんなことを教えたらいい?」そのような不安をお持ちの先生方におすすめです。

【1 時限目(9:00~10:30)】

・講座の主旨説明
・犯罪基礎論(犯罪者の行動や狙われやすい被害者の特徴について等)

講師:清永賢二(元日本女子大教授、一般社団法人安心安全教育協会理事長)

・特別講演:「藤枝男児刺傷事件等から学ぶ子どもの犯罪からの危機」

講師:船山惠子((株)ステップ総合研究所教育指導部長、静岡県防犯アドバイザー協会理事長)

【2 時限目(10:40~11:10)】

・犯罪からの子どもの安全基礎論
・発達段階に沿った「安全基礎体力」

講師:清永奈穂((株)ステップ総合研究所所長、NPO 法人体験型安全教育支援機構代表理事)

【3 時限目(11:15~12:00)】

・体験型安全教育指導法(きっぱり断る、走る、叫ぶなどの具体的な指導法および保護者への指導について等)

講師:岡野育子・砂川優子・堤紘子(NPO 法人体験型安全教育支援機構理事)

【4 時限目(13:00~15:00)】

・指導案作成ワークショップ、モデル授業 清岡麻子

(認定こども園 東海大学付属本田記念幼稚園 教務主任)

【5 時限目(15:10~16:00) 】

・質疑応答

地震編

 

日時:2018 年8月 24 日(金)10 時~16 時
場所:文京区民センター(都営三田線・大江戸線「春日」駅 A2 出口徒歩2分、東京メトロ丸の内線「後楽園」駅 4b 出口徒歩5分、東京メトロ南北線「後楽園」駅6番出口徒歩5分、JR「水道橋」駅東口徒歩 15 分)
費用:5000 円(テキスト代込み)

【1 時限目(9:30 分~10:30)】

・講座の主旨説明
・地震基礎論(揺れた「そのとき」「その後」園内編/園外編)

講師:平井邦彦(長岡造形大学名誉教授)

【2 時限目(10:40~11:10)】

・特別講演「大阪府北部地震にみる子どもの危機」

講師:南美紀(認定こども園 聖ヶ丘保育園こども未来学舎 主幹保育教諭)

【3 時限目(11:15~12:00)

・地震からの子どもの安全基礎論
・発達段階に沿った「安全基礎体力」

講師:清永奈穂((株)ステップ総合研究所所長、NPO法人体験型安全教育支援機構代表理事)

【4 時限目(13:00~14:00)】

・体験型安全教育指導法 (どんな場所にいても、ひとりきりでも安全を確保し「そのとき」を生き延びる力をつける指導法)

講師:藤森訓子・岡野育子・砂川優子・堤紘子(NPO 法人体験型安全教育支援機構理事)

【5 時限目(14:10~16:00)】

指導案作成ワークショップ・モデル授業
質疑応答

講師:大道まき美(成増すみれ幼稚園 教頭)

就学前児童の指導者向け事業で実験をします

森村平成29年度 森村豊明会様からの平成29年度研究助成
「幼稚園年少・年中組を対象とする大地震からの安全指導のための指導マニュアルの作成」
が完成に近づいて来ました。
その中で次のデータを入れようと企画しています。

1.先生「にじり寄り可能距離」実験
巨大地震が襲ってきたとき、先生は何秒で子どもの側に「にじりよる」ことができるか、その距離を測ります。最終的にこの実験により、先生は、普段から子どもの周囲何メートル内に居なければならないかを決めます。

2.ガラス「飛散」実験
園外に避難する際、園の建物から「ガラス」が落ちてくる危険性が考えられます。また園児が園庭で遊んでいた際、頭上にガラスが降ってくることも考えねばなりません。そこで園の施設、特に2階部のガラスが割れた時、園庭のどこまでそのガラスが飛び散るか、を実証実験します。
これによって「園児・先生は建物からどこまで離れなければならないか」がわかります。

 

これらの実験結果は、製作中の園指導者向けテキストに反映させていく予定です。

津山小学生刺殺事件犯人と加古川小学生刺殺事件の類似性は極めて高い

津山小学生刺殺事件犯人と加古川小学生刺殺事件の類似性は極めて強い

私たちは、2004年に岡山・津山市で起こった小学3年女児刺殺事件と、2007年兵庫県・加古川市で起こった小学2年女児刺殺事件の類似性がきわめて高いことに注目しています。

 

兵庫県・加古川市で起こった小学2年女児刺殺事件については、合計5度ほど現場に赴き、徹底した現場実査を行いました。その結果、この事件は現場周辺を熟知あるいは少なくとも2回以上歩き回ったものでしか実行できないと結論付けました。

 

岡山県津山市で起こった事件の犯人も加古川出身です。そのことだけで両事件の類似性を強調するものではありません。ほかに似通った点を11点上げることができます。

 

この2004年と2007年の事件(もし同一犯人であれば)の延長に犯人は、兵庫県姫路市(加古川に隣接)で2015年女子中学生の腹部をやはりナイフで刺しています。ナイフを振るって犯行に及ぶというのは、過去の事件事例から見て癖になる手口です。

 

2004年と2007年の事件を集約した1枚の要約表と、事件現場に関する膨大な写真(当時)をみながら、どうしたらこの種事件を防げるか、考え込んでいます。

(文責  清永奈穂  2018・05・30)