先週9月13日金曜日に、朝日小学生新聞一面にて、「ひまわり」(危ない場所を覚える合言葉)、弊社が行っているいざという時の対処法などが紹介されました。
三重の事件を踏まえ、子どもたちが危険なことをもっと知り、いざとなったら対処できるようにとの願いを込めて、記者の方がまとめてくださいました。知恵と知識、くじけない行動を身につけていくのは一朝一夕ではできませんが、できるだけ子ども達の目に付くところで、くりかえし報道していただき、身につけていってほしいと思っています。
先週9月13日金曜日に、朝日小学生新聞一面にて、「ひまわり」(危ない場所を覚える合言葉)、弊社が行っているいざという時の対処法などが紹介されました。
三重の事件を踏まえ、子どもたちが危険なことをもっと知り、いざとなったら対処できるようにとの願いを込めて、記者の方がまとめてくださいました。知恵と知識、くじけない行動を身につけていくのは一朝一夕ではできませんが、できるだけ子ども達の目に付くところで、くりかえし報道していただき、身につけていってほしいと思っています。
地震に関する講座を、大人の方対象に行います。
開催日 11月12日
場所 文京シビックセンター 学習室
時間 午前10時~11時
地震が起きてから5分8秒の間生き残るための、体験型講座です。
お気軽にご参加ください。
お申し込みは
info@safety-education.org
まで。
今日はお知らせです。
11月7日(木曜日)と、12月1日(日曜日)、体験型安全教育講師養成講座を開催します。二回連続ではなく、同じ内容の講義を二回行います。時間は両日10時から15:30までです。ご都合の良い日、どちらかの出席で構いません。
平日しか来れない方、土日しか来れない方、色々な方がいらっしゃると思いますので、二回、設けました。
犯罪と、地震の危機から子どもを守るため、どのようなことを子どもたちにおしえたらよいか、教えるために何を知っておかなければならないか、講師として活動するためのみならず、ご家庭、地域、学校で役立つような体験型の講座です。
詳しい場所はまた近々お知らせします。。
(本講座は独立行政法人国立青少年教育振興機構の助成金をいただき、開催します)
写真は、静岡の科学館るくるでおこなった、体験型安全教室の写真です。建築家の方々と、防犯アドバイザー、科学館の皆さんが、協力して行いました。地域で、こういった講座をひらいてみませんか?ご参加お待ちしています。
お申し込みは、メール、
info@ri-step.co.jp
または、FAX
03-3946-3275
までお願いいたします。
今度は船橋で、中学生の髪の毛が来られるという事件が起きました。路上での強制わいせつや暴行は、少しですが昨年より増えています。
普通防犯対策というと小さい子どもが想定されますが、そうではなく、中学生や高校生にも、もっというと大人の女性にも必要です。(いくつになっても)。
前方に「変だな」というひとがいたら、または後方に「ついてくるな」という人がいたら要注意。そのまま「勘違いかも」とすれ違ったりせず、止まる、引き返す、反対側に渡るなど、早めに避けるのが肝心です。
それでも近づいて来たら声を出す、走って逃げる、荷物を投げつける、ロケットダッシュ、噛みつく、ジタバタ等、あらゆる知恵をつかい、勇気を出して行動する必要があります。
8月29日、三重県の名張にある高等学校の先生方対象に、高校生のための実践的防犯教育についてお話ししてまいりました。昨今不審な事件が増えているとのことで、先生方も生徒のことを心配されており、どう指導をしたらよいのか、真剣に考えていらっしゃいました。東京に帰宅してから、おりしもニュースで三重で少女の遺体が発見されたとのニュースがあり、無念な気持ちでいっぱいです。
心からご冥福をお祈りいたします。秋には、三重県の中学校の先生方対象に、防犯指導者講習会でお話しします。
二度とこのような事件が起こらないよう、お役にたてるようなお話をしたいと思っています。
三重県の中三女子の殺害事件に関して、胸の痛い気持ちが続いています。
実際に現場に9月1日に行ってまいりました。
少女が歩いたと思われる道を、歩いてみました。
朝日駅を出て、スーパーまで。スーパーから家路を歩いてみました。
遺体遺棄の現場から道路を隔てた反対側は住宅街で、夜間歩くのだったらまだそちらを普通は選ぶでしょう。
しかし、住宅街のほうを歩いて帰るのではなく、竹藪とミカン畑と汚い空き地の側を歩いて帰った少女。
遺体に傷がないのはなぜか、
身の回りのもの(特にスマホ)が捨てられていたのはなぜか、
闇の中を歩く少女の姿を想像すると、あの時間に戻って危機を知らせてあげたい気持ちになります。
警察は行きずり、マスコミは、すごく親しいわけではないが知っていた人物ではないか、などの憶測が流れていますし、
色々とわからない点はありますが、思い出した事件があります。
今回の事件は、豊田市で起こった愛知教育大学付属生徒の田んぼの中での殺人事件と似通う点があります。
①近くを「高速」道路が走り遠距離から接近しやすかった
②誰も居ない一本道を後方から襲った
②被害者は一人で通行していた
④豊田事件では田圃の中に落とし込まれていた
一人で歩く少女を狙うには、場所、時間、などのタイミングをはからなければ、突発的におこなうことは難しい(よほど犯行を重ねたものは別ですが)とおもいます。
ましてや今回のように、真っ暗闇でどこに空き地があるか一見わからない場合、土地勘がないと難しい。
しかし、すごく土地勘があるわけではなく(20メートル奥にはもっと見つかりにくい場所がありました)、県道を数回車などで通ったことのある者、または土地勘はあるけれども体力的に未熟なものが考えられます。
いずれにせよ、場所、時間、心の隙間を狙われたことは確かです。
あの地域一体にも問題があり、近所の人に話を聞いたところ、この10年で窃盗が増えた(県道と高速が通ってから)そうです。地域の変化に気付くことはとても大切です。
では私たちは犯罪に立ち向かうためにどうしたらよいか。ピンチはチャンスとも言えます。
いままでの地域のあり方を考え直し、
1、外灯をつける(域内防犯カメラでなくてもよい)
2、草を刈る
3、パトロールの強化はもちろんですが、ただパトロールするだけではなく、中学生も一緒にパトロールする。
4、子ども自身に安全基礎体力をつける
5、その安全教室の先生は、学校の先生のみならず、地域の人々。
地域の子どもは地域で育てる。
のんき、根気、元気で継続。この気概で地域と子どもを育てていくことが、結局は犯罪に強い街づくりになると思います。
本日(2013年8月20日)、小学館から「犯罪と地震から子どもの命を守る!」が出版されました。体験学習のためのテキストとなっています。お時間あればお手にとっていただけると幸いです。実際にどうやって体験学習を行えばよいか、どなたでもわかるよう、そしてやってみたくなるように精一杯書き記しました。
「犯罪と地震から子どもの命を守る」
監修: 清永賢二 平井邦彦
著: 清永奈穂
イラスト 山本郁子
http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784091067586
AERAでは、「はちみつじまん」「ひまわり」とともに、犯罪の被害に遭いやすい子どもの特徴についても紹介しています。もちろん、誰だって、どこでだって犯罪の被害には会う可能性はあります。しかし、被害にあった子どもの特徴、状況を見ていると、ある一定の「遭いやすい」条件が見えてきました。
一つが「一人で遊んでいる、歩いている子」。これは被害に遭いやすいと容易に想像できると思います。他には「ぼんやりふらふらうろうろきょろきょろしている子」、「きっぱり言えない子」、(性的犯罪者は特に)「体つき、顔つき、服装がアンバランスな子」などです。
人間も動物です。犯罪者は直感的に、獲物をめがけて狙いを定めていきます。相対的に選び、合理的に近づいてくる。狙いやすい場所で、狙いやすい子どもに襲い掛かるのです。
子どもを一人きりにするなと言っても、それは高学年になればなるほど不可能です。ではどうすれば狙われにくくなるのか。危険な時間、場所では、子どもも野生の勘を働かせ、目の隅で「おかしいな」と思う人がいないか、車がいないか察知するようにならなければならないのです。だからといってビクビクする必要はなく、「はちみつじまん」「ひまわり」など危険を「知る」、自分で危ないときどうすればよいか「考える」、そして、いざとなったらくじけず「行動する」。この3つのことができれば大丈夫。正しい知識を学び、生活していればおのずと身につけることができます。