小学校5,6年生を対象とした、高学年女子のための安全教室が、目白台交流会館で行われました。
三重の事件の犯人が捕まった直後だったので、子どもたちと事件について改めて話しながら、怖いことは誰にでも起きる可能性はあるが、最後は自分で自分を守るんだ、と確認しあいました。
「私はこわいことがあったら、まだまだあんなこともこんなこともしてないから、死ねない!死ぬわけにはいかない!と思って頑張る!」
「何を優先しなければならないか、その時その時でちゃんと考えられるようにする」
などなど、終わった後の感想で、こちらが「へー、すごいな」と感心する言葉が次々でてきました。
自分の命よりも大切なものはない、という言葉もきれいごとではなく、自然に出てきました。
実は、高学年対象にもかかわらず、保護者の方も参加してくださり、どんなに大きくなっても、心配だし大事なわが子だ、ということもお話しいただいたので、自分の命の大切さを、あらためて子どもたちもぉ感じてくれたようです。
被疑者は捕まってよかったのですが、捕まってもなお、解決していないような気がしてなりません。何度も現場に行ったので思い入れが深いからかもしれませんが、とてもざらざらした気分が残ります。
あの夜道を、スーパーからつけて行って、隙を狙って一人で襲ったのか。だとしたら彼女は何ができただろう。いろいろ考えてしまいます。
未来ある子どもの命が奪われる、また、未来ある若者が「社会への復習」と称してやぶれかぶれに一線を越えてしまう、その様な事件が連続しています。
加害者にならないためにも、被害者にならないためにも、教育が、ますます大切になってきていると思います。
(清永)