本日(7月28日)、平井邦彦(長岡造形大学名誉教授)、矢崎良明(安全教育学会理事)、清永賢二(一般社団法人「安心安全教育協会代表理事」)等を主任講師とする講習会が無事終了しました。
受講生は広く全国的に滋賀県、石川県、愛知県、埼玉県、千葉県、東京都杉並・東京都豊島から参加しました。
講習会は、砂川優子、堤紘子両NPO体験教育支援機構理事の司会の下、用意されたテキストを前に、「大地震その時をどうする」について主任講師と他ではできない質問を中心に、大変活発なやり取り質疑応答風景で進みました。具体的には、大地震現場をほとんど歩いた平井講師の阪神大震災、長岡地震、日本海中部地震、東北大地震、熊本地震等、また酒田火災、糸魚川火災などの大火災、関東大地震の歴史的経験を中心に本当に貴重な講義が聞けました。参加者からは「この講義は大変もったいない」「こんな話は聴いたことがない」という声がもれました。
最終筆記試験を経て最終的に体験型安全教育指導士補・地震選考として8名の方が認定されました。
この講習会で指導士補の資格を得ると同時に、皆さん「安全教育は危機を通して子どもを大人にすることを目的とすること」ということを十分体得して頂けたと主催者として自負しております。
ともかく少人数でしたが(初めからそのように設定しました)それだけに非常に活発なやり取りがなされ、受講生の方には相互に親密できわめて贅沢な学びの時間を過ごしていただけたと思っております。まるで地震学専攻大学院ゼミのようなやりとりでした。改めてキリン子育て応援事業の方々に深く感謝申し上げます。
おおぜいが一度に講習会を受講するより、こうした少人数の講習会を持つことが質の高い指導士育成にいかに有効かを実感させていただきました。受講生の間から、今後もぜひ続けてもらいたいとも声が挙げられました。また時間が足りない(10PM~5AM)ので、合宿のようなことは考えられないかというご意見も飛び出ました。
この地震に続いて少人数の犯罪からの安全指導士育成講座を開講いたします。
最後はキリンジュースで乾杯して終えました