親子で学ぶー危機から身を守るための0歳からの安全教育

9月24日、野沢テットー広場、という住宅街にある子育て広場で、「0歳からの安全教育」というお話をしてきました。

テットー広場は、広いお庭のある一軒家を改造してつくられた、子育て世代が集まる広場です。隣の方が「マンションなどが建つよりも、子どもたちが地域で見守られながら過ごせるような場所に」と土地と家を寄付をされ、はじめられました。(詳しくは下記WEBで)

http://tetto.kuronowish.com/enjoy/environment/

親子でふらっとやってきて、お庭で遊ばせたり、お母さんたちも縁側で日向ぼっこしたりする、とても居心地のよい、素敵な場所です。

ウッドデッキと藤棚には、小さなテーブルがあり、手づくりのプールもあり、小さな小屋もあり、子どもたちが泥んこになりながら遊んでいました。自分の子どもたちにもこんな遊び場が近くにあったらな、と思わせる場所でした。

お母さんたちの表情が、とてものびのびしていてとても素敵でした。先輩お母さんがキッチンでご飯も作ってくれて(ランチとして500円で提供。)私もいただきました。(メニューは、ホウレンソウとサケのムース、チキンソテー、サラダ、ご飯、野菜スープでした!おいしかった!)

この広場では、お勉強会も開かれていて(託児つき)、ゆったりと座布団に座って、お庭で遊ぶ子供たちを眺めながら、お母さんたちがいろんなことをテーマに勉強しています。

今回は、0歳からの安全教育、ということで、殆どのお子さんが0歳~2歳、大きくて4歳、というお母さん方が集まり、興味津々で聞いてくれました。

安全のために0歳からできることってなんだろう?

実は「なーんだ」ということなのです。1に「抱っこ」、2「一緒に手をつないで歩く」、3「お話をする&お話を聞く」

ね、なーんだということでしょ。

しかしこの3つが意外とできない。

では、なんで、この3つができるとよいのか。続きは次回に。

写真は、先日文京アカデミーで行った親子安全教室の様子です。参加してくださったのは、2歳から4歳のお子さんとそのお母さんたち。パネルシアターを見ている様子です。

親子で学ぶー危機から身を守るための0歳からの安全教育2

前回0歳からの安全教育は、抱っこ、手をつないで歩く、話をする、聞く、というのが基本、と書きました。

これは、実は信頼関係を築くための積み重ねの作業ですよね。

0歳から5歳までの間に、子どもが親の豊かな愛情を感じること、母親にしっかりと抱きしめてもらうことを通して、「人間とは温かいもの」と感じ取っていきます。「人間に対する基本的な信頼感」ができて初めて「悪い考えの人もいる」「変な人からは逃げなさい」という言葉が生きてくるのです。信頼感を感じる前に「不審者」を教えても子どもは何の事だかわからないばかりか、「知らない人=不審者=犯罪者」と思ってしまうのです。

 

小学生に入ると、愛され大切にされることが土台となって、友達と仲良くすることを学びます。これが15歳以上になった時に、「みんなのために私には何ができるのだろう」と考える基盤となるのです。 だから安全教育は0歳からなのです。

 安全教育とは、命の大切さを学ぶ大切な教育です。命を自分で守る、そして、他人の命も守れるような子どもに育てるには、0歳から安全教育が必要なのです。

 

 今回、小さいお子さんのお持ちのお母さんたちとお話ししていて「お子さんはおいくつなんですか?」と聞かれ、「9歳と11歳です」と言ったところ、「えー!そんなに大きいんだ!」とびっくりされました。

 自分としては、あんまり変わらない気がしていたんだけど、、、9歳とか11歳って、大きいという感覚なんですね。「でも皆さんのお子さんと、あーんまり変わらないんですよ」と言ったら「え~~~」とがっくりしてました。

 でも、小さい子って本当にかわいいですね。ご近所の方がみんなで楽しく育児をする場、「テットー広場」また訪れてみたいです。

防犯ボランティアによる体験型安全教室

9月26日、沼津市の小学校で、体験型防犯教室「あぶトレ」が行われました。講師は、防犯アドバイザーの皆さん。体験型安全教育講師養成講座の教育実習2回目です。

今回は、80人の子どもたちを、2時限使って指導する、ということで、座学+スタンプラリー形式で行いました。

 大声は外で、きっぱり断る練習、走る練習、ロケットダッシュは体育館で、総勢20名のアドバイザーの方々が汗びっしょりで指導しました。

 下は30歳、最高年齢80歳の先生たちが、子どもとまみれて無我夢中で安全教育を指導する姿はとても素敵でした。来週は、袋井で行われます。

京都府八幡の交通事故と集団登校について

京都府八幡で、また痛ましい事故が起きてしまいました。

今回の道は、縁石もガードレールのある、危険性の低い道だったことで、関係者の皆様は突然の事故に衝撃と悲しみが絶えないと思います。

 私たちは、このような事故による登校時の子どもたちの被害を防ぐにはどうしたらよいのでしょうか。昨年の亀岡の事故と同様、集団登校の列に車が飛び込んで行ったという点を、もう一度考えることで、解決策が見えてくるのではないでしょうか。

 集団登校は、犯罪防止の観点からなされている点が多く、朝の見守り活動と合わせて、各地で集団登校を実施しているところが多くなっています。しかし、犯罪は実際に、何時に起きているか。実は圧倒的に、下校時に子どもが犯罪被害に遭うことが多いのです。

 むしろ、集団登校によって、子どもの交通事故の被害の拡大が考えられる地域もあり、地域の犯罪状況と、交通事故の状況をしっかりと把握し、その上で、集団で登校するべきか、個々で登校するべきか、方法と対策を検討する必要があると思います。

 また、それとあわせて、子どもや見守りが早くに怪しい車に気付き、回避行動をとる力をつけることが必要になってきています。時速50キロで走っている車は、アクセルからブレーキに足を変えてブレーキを踏み止まるまで、停車に25メートルはかかります。ということは、子どもたちは、25メートル先で、怪しい動きをしている車に気付かなければ、もう手遅れになるのです。キョロキョロしていてもいいけれど、しっかりと25メートル先くらいは見ながら歩く、この力をつけることが大切になってきています。

 物理的環境の改善と合わせて、子ども自身の力をつけること。犯罪からの安全も交通安全も基本は一緒です。

朝日小学生新聞に「ひまわり」が紹介されました。

龍ヶ崎事件現場「ひまわり」の「ま」→まわりからみえにくいところ (清永奈穂撮影)
龍ヶ崎事件現場「ひまわり」の「ま」→まわりからみえにくいところ (清永奈穂撮影)

先週9月13日金曜日に、朝日小学生新聞一面にて、「ひまわり」(危ない場所を覚える合言葉)、弊社が行っているいざという時の対処法などが紹介されました。

三重の事件を踏まえ、子どもたちが危険なことをもっと知り、いざとなったら対処できるようにとの願いを込めて、記者の方がまとめてくださいました。知恵と知識、くじけない行動を身につけていくのは一朝一夕ではできませんが、できるだけ子ども達の目に付くところで、くりかえし報道していただき、身につけていってほしいと思っています。

地震からの安全講座開催のお知らせ

8秒の間にどこに逃げ込めるか
8秒の間にどこに逃げ込めるか

地震に関する講座を、大人の方対象に行います。

開催日 11月12日

場所 文京シビックセンター 学習室

時間 午前10時~11時

地震が起きてから5分8秒の間生き残るための、体験型講座です。

お気軽にご参加ください。

お申し込みは

info@safety-education.org

まで。

体験型安全教育講師養成講座のお知らせ

今日はお知らせです。

11月7日(木曜日)と、12月1日(日曜日)、体験型安全教育講師養成講座を開催します。二回連続ではなく、同じ内容の講義を二回行います。時間は両日10時から15:30までです。ご都合の良い日、どちらかの出席で構いません。

平日しか来れない方、土日しか来れない方、色々な方がいらっしゃると思いますので、二回、設けました。

犯罪と、地震の危機から子どもを守るため、どのようなことを子どもたちにおしえたらよいか、教えるために何を知っておかなければならないか、講師として活動するためのみならず、ご家庭、地域、学校で役立つような体験型の講座です。

詳しい場所はまた近々お知らせします。。

(本講座は独立行政法人国立青少年教育振興機構の助成金をいただき、開催します)

写真は、静岡の科学館るくるでおこなった、体験型安全教室の写真です。建築家の方々と、防犯アドバイザー、科学館の皆さんが、協力して行いました。地域で、こういった講座をひらいてみませんか?ご参加お待ちしています。

お申し込みは、メール、

info@ri-step.co.jp

または、FAX

03-3946-3275

までお願いいたします。

街頭での犯罪に注意

 今度は船橋で、中学生の髪の毛が来られるという事件が起きました。路上での強制わいせつや暴行は、少しですが昨年より増えています。
 普通防犯対策というと小さい子どもが想定されますが、そうではなく、中学生や高校生にも、もっというと大人の女性にも必要です。(いくつになっても)。
 前方に「変だな」というひとがいたら、または後方に「ついてくるな」という人がいたら要注意。そのまま「勘違いかも」とすれ違ったりせず、止まる、引き返す、反対側に渡るなど、早めに避けるのが肝心です。
 それでも近づいて来たら声を出す、走って逃げる、荷物を投げつける、ロケットダッシュ、噛みつく、ジタバタ等、あらゆる知恵をつかい、勇気を出して行動する必要があります。