犯罪からの安全教育プログラム(子ども向け 3歳~大学生)
犯罪からの体験型安全教育の目的
自分で危機を察知し、自分で危機を乗り越える力を身につけるために、「危ない」とはどのようなことか、それをどのように回避するかを体験的に学びます。
最終的には、自分だけでなく周りの見知らぬ人も助けられる「大人力」を育てることが目標です。
科学的根拠に基づいた教育プログラム
科学的な根拠に基づいた「安全」に関する知識を学び、実際に体を動かして危機を乗り越える体験をして、体・心・頭をリンクさせることを目指します。
やみくもに「怪しい」「危ない」と決めつけて人との関わりを避けるのではなく、しっかりと判断できる力を養うことを大切にしています。
- 「あやしい人」ってどんな人?
- 「危ない場所」ってどんなところ?
- 「あやしい人」はどんな子を狙う?
- 「あやしい人」はどれくらいの距離から狙っているのだろう?
- 歩くときにどんなことに注意したらいいのかな?
- 知らない人に話しかけられたらどうしたらいいのかな?
- 「大声」ってどれくらいの声?
- 何メートル逃げたら犯罪者はあきらめる?
- 実際に体をつかまれたらどうしよう?
- お友達が危ない目にあっていたらどうしよう?
- どんなことがあったか、大人に伝えよう
- 実際に通学路を歩いて、「危ない場所」「安全な場所」を見つけよう など
実際の教室の様子はこちら↓
動画:藤井俊公氏撮影、Youtubeチャンネル「machihito」より
犯罪からの体験型安全教育の特色
①発達段階に沿って指導します
子どもは日々発達し、1年の差で体力や理解力が大きく異なります。
私たちはできるだけ学年や低・中・高学年に分けて、発達に合わせた指導を行っています。
小学校低学年までは頭と体をリンクさせて自分の安全を守ることを中心に、中学年以上はさらに視野を広げ、社会性を培うことの大切さを教えていきます。
②護身術とは異なります
安全教育の目的は、犯罪者を退治したり、人への恐怖心をあおることではありません。
むしろ、子どもたちに「自分がどれだけ愛され、大切に思われているか」を感じることが安全教育の起点だと考えています。
自分自身に価値を見出せた子どもは、他人の命や体も大切にできるようになると考えているからです。
実際に危機に遭遇した際の対処方法は指導しますが、重視しているのは、人や場所を適切に「危ない」と判断でき、どう対処すべきかを考え実行できる力です。
そして年齢が上がるにつれ、一市民として安全な社会をつくる「社会的な力」を培うことを目標にしています。
参加者の声
- きっぱり断る練習ができて良かった(小4女子)
- ダッシュでどのくらい走ればよいのかわかってよかった(小3男子)
- 「瞬間ボランティア」に僕もなりたいと思った(小6男子)
- こういうことをもっと前から知っておきたかった(小2保護者)
- 子どもたちが実際に体験することができとても良いプログラムだと思う。
- 科学的根拠も提示されているのが良い(小学校教諭)
- 中学生にも大変必要だ。発達段階に沿っていてプログラムが良くねられてる(中学校教諭)。