皆様のお力添えがあり、一般社団法人 安心安全教育協会が主催します「安全教育指導士」養成講習会も2017年で第3回を迎えることとなりました。
子どもを巡る最近の動きは、日常生活場面で子どもに安全基礎体力をつけることができる教育的人材の必要を全国的に高めています。
講習会を開くに当たり複数の助成団体からのご支援も期待できることから、これまでの講習会を進化させることを目指し、本年度から以下のように講習会の形を変えることとなりました。
1.「安全教育指導士補」に加え「安全教育指導士」養成コースを開催
これまでの講習会は、「安全教育指導士補」の養成を目指した講習会のみでした。今年度からこのコースに加え「安全教育指導士」養成を目指した講習会を開催します。
「士」と「補」の違いは、有料で指導が出来るか(士)、「補」を名乗ること出来るがお金を取って指導や講演はまだ行えないの違いです。
この新しい「安全教育指導士」養成コースの設定は、①これまでの講習会で一定数の「安全教育指導士補」の養成が進み人材(補)のストックが出来たことんだこと、②その「補」の方々の間から早く士のコースを設けて欲しい」と強い要望があること、③実際「補」から一段高い「士」を必要とする子ども指導現場の状況が強まっていること、④指導士の質を落とさずに「士」を養成するのに必要な資金を提供してくださる各種団体の助成が期待できるようになったこと等があります。
この「士」の講習は、極少数で宿泊し徹底した講習会の開催を検討しております。
2.「安全教育指導士」を「犯罪専攻」と「地震専攻」に分ける
いずれも子どもの安全を考える上で重大な問題です。「危機」にどう向かい合うかの基礎的心構えに関しては、犯罪も地震も共通しています。しかし「その時どうする」という具体的行動においては両者は大きく異なります。
犯罪からの安全も、日常生活の中では大切な事柄です。同時に巨大地震による危機発生の可能性は年々日々高まっています。
そのような時に「地震からの安全教育」の多くは、「避難訓練」や「机の下に潜れ訓練」「逃げるときは押し合うな訓練」などなどを繰り返しています。大切なことは、先ずともかく生き延びることにつきます。この生き延びる術を科学的裏付け、成長発達段階、そして想定される地震発生状況を踏まえて教えることが大切です。
本講座では、これまで犯罪注視に行ってきた指導者養成を以下の二つに分けて行います。
- 犯罪からの安全に関する安全教育指導士補(名称「安全教育犯罪専攻指導士補」)
- 地震からの安全教育士補(名称「安全教育地震専攻指導士補」)